昨日、10月30日に豊岡のコワーキングスペース「FLAP TOYOOKA」で行われた『IPPOチャレンジ応援企画・新しい働き方と雇用の仕方「クラウドワークセミナー」』行ってきました。
先日オカダマブログにも書かせていただいた、豊岡市内で事業をされている方、豊岡市内で起業・創業したい若者、女性の相談に応じて、地域経済の活性化を図るという取り組みで立ち上げられた「IPPO TOYOOKA」さんが企画されたセミナーです。
クラウドソーシングビジネスの最大手、東京の「株式会社クラウドワークス」の地方創生担当の方が講師としてやってきてくださいました。
現在の新しい働き方として注目されているクラウドソーシングを利用した在宅ワーク、リモートワークについて等、とても興味深い内容のセミナーでした。
IPPO TOYOOKAチャレンジ応援企画「クラウドワークセミナー」に行ってきたよ!
18:30から20:30くらいまでの2時間のセミナー。
約30名弱の方が来られていました。
「CrowdWorks」自体はもちろん知っています。
僕も実際に使ったことがあるサービスです。
「CrowdWorks」とは。
ざっくりと言うと、「CrowdWorks」とは、株式会社クラウドワークスが提供する、仕事マッチングサービスのことです。
インターネット上で企業(クライアント)と個人(クラウドワーカー)が仕事の受発注を行い、仕事がオンラインで完結できるマッチングサービスを提供されています。
こういう仕組みを「クラウドソーシング」といいます。
他のサービスもありますが、株式会社クラウドワークスさんのビジネスは、僕の中ではこのクラウドソーシングの「CrowdWorks」がメインと認識しております。
例をあげると「CrowdWorks」に、個人(「クラウドワーカー」=「仕事を受注する人」)として登録します。
企業(「クライアント」=「発注者」)は「CrowdWorks」上で、「こんな仕事がありますよー」と仕事を募集します。
その仕事をしたい「クラウドワーカー」が「私やります!」と手を上げて受注します。
中にはマッチングにいたらないケースもありますが、大抵は複数の「クラウドワーカー」から手があがり、その中から企業側の要望にマッチした人、物を選ぶことができます。
このやり取りがすべてインターネット上で完結できるのです。
僕も2、3年前くらいに、とあるWebサイトの記事を募集する「クライアント」側として結構使っていたサービスです。
「○○○○というドリンクを飲んだことがある主婦の方、感想を500文字くらいで書いてほしい。報酬は1文字○○円。」
みたいな感じで仕事を出して募集すると、実際に飲んだことのある主婦の「クラウドワーカー」が記事を書いてくれるのです。
このような「クラウドワーカー」は都会だけではなく全国各地にいます。
300万人という「クラウドワーカー」が「CrowdWorks」に登録しています。
企業としては、スポット的に人員が欲しい仕事だったり、社員や派遣社員を採用しなくても仕事をまわすことも可能になります。
「クラウドワーカー」側としても、自分のスキルにあった仕事を選ぶことができますし、空き時間を利用してちょっとだけお小遣い稼ぎをしたい、家庭の事情で働きに出ることができないので在宅でできる仕事をしたい、という方たちにとっては、ものすごくありがたいサービスなのです。
例えばこういう方たちが利用されています。
- 子育て中のママが1時間位で完結するライティングの仕事
- 定年退職したスキルの高いエンジニア
- フリーランスとして活動しているデザイナー
- 本業とは別のスキルで副業をする
- 海外在住の日本人による翻訳
- 地方のマーケティング
クラウドワークス上にある仕事も多種多様、本当に様々。
- ライティング
- Webデザインや印刷物のデザイン、ロゴマークのデザイン
- データ入力
- 写真撮影
- 動画制作
- システム開発
- 商品や企画のアイデアやネーミングの提案
- 商品モニター
- 経理代行
このような仕事はアウトソーシングできるので、企業側としても社員の時間を確保したり、短納期でどうしても人材が必要な場合にはものすごく重宝するサービスです。
クラウドソーシングの課題と必要性
もちろん、良いことばかりではないのですけどね。
例えば「クラウドワーカー」のスキルが低かったり、品質が悪かったり、メールでのやり取りが途絶えてしまったり等など。
オンラインで完結するので、相手の顔が見えないから不安、という声もまだまだあるそうです。
担当者さんは、まだまだこれからの課題でもある、とおっしゃっていましたが、今やこのサービスがないとまわらない会社や、個人で活躍している方がたくさんいらっしゃるのも事実。
本当にいろいろな働き方がある現在、副業も含めて収入源の一つとして、このようなサービスやビジネスモデルは絶対に有りだと思います。
これからの働き方
これからの時代、働き方は一つではないです。
今お付き合いのある僕のお客さんは、大阪の方がほとんどでリモートワークという形をとっています。
打ち合わせもZOOMなどを使ったビデオ会議が多くなってきました。
それで全く問題なくお客さんとやり取りできています。
株式会社クラウドワークスの担当者さんも、「先週までは1週間くらい実家の山梨県で仕事をしていました。」「東京の本社にいってもほとんど人がいない。」「ミーティングはオンライン会議で、後ろから赤ちゃんの泣き声が聞こえてくることなんてしょっちゅうです。」とおっしゃっていました。
このように本社は都会にあるとしても、地方でリモートワークする人は、これからももっともっと増えると思います。
これは先日の「地域クラウド交流会全国グランプリ大会 in 豊岡」の中で登壇された、サイボウズ社の青野社長もおっしゃられていました。
いろいろな働き方があって良いし、それがどんどん許される世の中になってほしいな、と思います。
あと、企業に勤めながら副業できる制度もどんどん取り入れていけば、いろいろな意味でもっともっと豊かになると思います。
副業禁止なんて、今どき流行らないよー。
というのはあくまで個人的な意見です。
おじさんは感激したよ!
今回のセミナーに、2名の高校1年生が参加してました。
席が近くだったので、話をさせていただきました。
そのうちの一人は、前回のセミナーにも参加したそうです。
それで今回は友達も引き込んで連れてきたと。
まだ高校1年生ですが、将来は一度大学進学で豊岡から外にでて勉強して、豊岡に戻って起業して盛り上げたい!と言っていました。
おじさん、もう感激しちゃって。
高校1年生でしょ、まだ13才とか14才くらい。
そんな子が、将来はもっともっと豊岡を盛り上げるために何かしたい!と言ってるんです。
どうです、豊岡の未来は明るいでしょ。
彼らが豊岡に戻ってくるまで、おじさんたちはちょっとでも豊岡が良くなるように踏ん張っていたいと思うんです。
いいなぁ、昨日はセミナーはもちろん面白かったんですが、この子たちに会って話ができたことがすごく良かったです。
高校生に負けないように、僕たち大人ももっともっと頑張らないとねー。
というわけで、とても楽しく有意義なセミナーでした。
これからもまだまだこういうセミナーは開催されると思いますので、興味のある方はぜひ一度でもいいので足を運んでみてはいかがでしょうか。
なにかちょっとでも考え方が変わるとすごく面白いと思います。
僕もなかなか毎回というわけには行きませんが、行けば行ったなりに面白いし、いろいろな方と出会えるので、また機会があれば参加してみたいと思います。
※写真は関係者からいただいたものも含まれております。
IPPO TOYOOKA(イッポトヨオカ)
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