紫陽花の季節ですね。
向かいの家に住んでいるおばちゃん家は、家の隣に畑があって、結構たくさんの種類の野菜を作っておられます。
たまに野菜を分けてくれたりして、とても助かってます。
野菜の写真ではありませんが、先日は立派なタケノコをいただきました。
筍ご飯、煮付け、美味しかったー。
野菜とあわせて、花も育ててるみたいで、紫陽花、マーガレット、バラや、あと名前が分からないけど見たことのある花がたくさん咲いています。
先日、「これあげるわ。」とマーガレットをいただきました。
その流れで思わず、「ありがとうございます!あっちの紫陽花もたくさん咲いててきれいですね!」と言ってしまったものだから、おばちゃんも「紫陽花もあげるわ。ちょっと待ってて。」と紫陽花もいただきました。
あ、しまった!
そんなつもりで言ったんじゃないんだけど、すみません…!!
ですが、素直にいただきます!ありがとうございます!
めちゃめちゃ立派できれいな紫陽花です。
なんか、このまま花瓶に活けて、枯れていくのをみるのもなぁ、と思った僕と奥さんは、「そうや!ドライフラワーにしたらいいやん!!」と、ものすごーく安易な気持ちで、適当に紐で束ねて天井に吊るすことにしました。
以前いただいた花束は、簡単にドライフラワーにできたので、紫陽花もそのノリでできるだろう、と思ったわけです。
さて、楽しみだなぁ。
どんなドライフラワーになるかなぁ、とワクワクしてました。
玄関に置いている、花屋さんで買った紫陽花のドライフラワーが良い感じなので、きっとこんな風にかっこよくなるだろう!と疑いませんでした。
そして1日放置。
チーン…。
あれ、なんかシワシワじゃね!?
これから玄関に置いているヤツみたいになるの?
もう1日放置。
絶対あかんやん。
これ、失敗やん…。
ここでようやく紫陽花のドライフラワーの作り方をネットで検索。
梅雨の時期に開花したばかりの紫陽花は、きれいなドライフラワーになりにくい。
え…。まじですか。
ドライフラワーにしやすい時期があるのですね。
梅雨の時期は湿度が高くて、雨が多いので乾燥させている途中でカビが生えたりしやすいそうです。
自然乾燥でドライフラワーを作る場合、この梅雨時期は避けたほうが良いそうです。
反対に、梅雨のような湿度が高く、雨が多い日は乾燥している途中でカビたりしやすいので、自然乾燥のドライフラワー作りはおすすめできない季節です。
また、紫陽花は「雨の花」と呼ばれており、とても水分の多い花で、その水分がちょっとずつ抜けていかないときれいなドライフラワーにならないとのこと。
きれいに咲いている状態で、いきなり吊り下げても、急激な乾燥に向かない紫陽花は、花びらがしぼみ、くしゃくしゃに縮んでしまいます。
ま、まさにその通りになりました…。
紫陽花をドライフラワーにするには、天気の良い日が続く7月終わりから8月初旬がおすすめ!
要は、梅雨明け前後ですね。
梅雨時期に比べて、紫陽花の花の色が、少しくすんだりグリーンがかったりしてくるころが良いそうです。
そして、ずっと日向で咲いていた紫陽花よりも、直射日光を避けて、日陰で咲いていた紫陽花の方がドライフラワーにむいているようです。
直射日光に当たった紫陽花は、そもそも乾燥していて、それに伴い変色が激しいので、きれいなドライフラワーにはなりにくいのです。
なんだか、切り取る前にドライフラワーにできるかどうかが決まっているみたいな感じですね。
ちなみに、紫陽花の品種によっても、ドライフラワーにするには向き不向きがあるようで、「アキイロアジサイ」という品種が良いそうです。
アキイロアジサイとは
夏に咲いた紫陽花が秋ごろになると、すこしアンティーク調の落ち着いた色に変わっていく様子を「秋色」と表現され、その色になった紫陽花のことを「アキイロアジサイ」と読んでいたそうです。
しかし、よりきれいな色が出やすくなるよう品種改良されたものが出てきて、その紫陽花を「アキイロアジサイ」と呼ぶことも多くなったとのことです。
品種ではないのですね。
秋にかけてきれいなアンティーク調の色に変化した紫陽花のことを「アキイロアジサイ」と呼ぶということですね。
紫陽花をドライフラワーにするための下準備
葉っぱと枯れたり枯れかけている花びらを取り除き、まるっと花と茎だけにする。
葉っぱはドライフラワーにすると枯れてしまうので、見た目もよろしくありません。
ドライにできたとしても、すぐに落ちてゴミになってしまうので、予め取り除いておくそうです。
ただ、枯れた花でも、ドライフラワーにすると、かなりビンテージ感がでるので、それが好みの方は、取り除かなくても良いかもしれません。このあたりはお好みで。
あー、この時点でも僕は間違っていましたね。
葉っぱなんかカットせずに吊るしちゃいました。
紫陽花を吊り下げる
下処理が終わったら、花を下にして吊り下げるだけ。
花を下にして吊り下げる理由は、きれいに丸く仕上げるためです。乾燥しきっていない紫陽花は、花を下にしないで置いておくと、重力でいろいろな部分に余計な力がかかり、形が崩れてしまいます。
直射日光に当たらない、風通しの良い場所を選んで吊り下げるとよいそうです。
エアコン(冷房)の風が直接当たらないところがよいんですって。
紫陽花をドライフラワーにするまとめ
というわけで、僕のはじめての紫陽花をドライフラワーにする!は見事に失敗に終わりました。
向かいのおばちゃん、ごめん…!
もしまた次があれば、この要領でドライフラワーにチャレンジしてみたいと思います。
家に花が飾られてるって、なんだか心が豊かになるよねー。
たくさんはいりませんが、インテリアの一部にドライフラワーはおすすめです。
みなさんもチャレンジしてみてください!